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DJ 19(2002/12/12更新)

「自分のことを一歩引いて冷静に客観視することが大事」

DJ 19のレーベルは19BOXっていうんですけど、それはどういう意味ですか?

「英語圏の人は“NINTEEN BOX”って呼んじゃうんですけど、普通に考えると複 数形だから“19BOXES”になるはずじゃないですか。だから『こいつ英語わかっ てないじゃん』って思われるかもしれないけど、実は“JUKEBOX”って発音する んですよ。日本語で“19”は“JUKE”って発音するので“JUKEBOXで永遠に流れ るような音楽”を目指してレーベル名をつけています」

ダンス・ミュージックは移り変わりが早い音楽という認識ですけど、一線を画していきたいなってことでしょうか?

「そこまで考えてなかったけど、ピーク・タイムでガンガンかかるというより も、レコード・ボックスの中に長い間に入ってるような作品ってことですかね。 だからDJツールとしてずっと機能するような音楽を目指している部分はありま す。ヴォーカルものは5作品に1つぐらいしか出さないんですね。っていうのは、 ヴォーカルものってある程度イメージが限定されるし、また実質的な問題として 日本は英語圏ではないので、いい発音で歌えるヴォーカリストが少ないってこと もあります。だからジャンルを限定させないで振り幅を広げられるようにトライ していきたと思っています」

DistributionはUKからですね。

「そうですね。5番までは日本だけでのリリースだけでしたけど、6番以降はUKを 通してリリースしてます」

5番から6番の間に何があったんですか?

「それは僕がまだデイタイムの仕事をやっていたので、そこまで手をかけられな かったのが1番の理由です。当時、雑誌の編集をやりつつ空いた時間で曲作りを やっていたので、作るだけでも精一杯だったからディストリビューション・ルー トをどうしようなんて考える時間もなかった。日本にはプレス工場が1つしかな いからコストも高くつくので、4番まではオランダで、5番以降はイギリスでプレ スしてるんですが、シッピング・コストを考えるとイギリスから流通するのが自 然な流れですよね」

レーベルの代表的なものはなんでしょうか?

「セールス的な結果からいうとTRANCENTRAL STATIONの「Mothership」になりま す。当然単体の数も多いんですが、イギリスから流通するにあたり、リリースま でに時間がかかるのを考えて、6番と7番には日本用に制作した12インチが存在す るんです。6番ってのがTRANCENTRAL STATIONの「Mothership」になるんですけ ど、結果的に2種類のジャケットで出ています」

例えば、リミキサーもユニークな人を選んでいますけど、どうやって見つけてくるんですか?

「単純に僕はDJとしてレコードをプレイするために買うっていうよりは、本当に 音楽が好きなので、自分と同じにおい、感性を持っている人を見つけると、一緒 に仕事をしたいと思うんですね。この人はいいな、と思うと、その人が有名無名 に関係なく『この人が僕の曲をリミックスしてくれたらどうなるだろう?』って 考えるんですね。その作業自体がすごく面白い。で、日本からリリースする以上 どうしても平気で1年とかかかってしまうんですよ。でも、それが結果的にいい 方向に出て、みんなに『リミキサーがグッド・チョイスだ』って言ってもらま す。光栄ですね」

わりと意図せず先に行っているのか、意図して大体1年後にブレイクするような人を選んでるんですか?

「実のところ、予算が限られているので、すごく有名な人には頼みたくても現実 的には厳しいってところですかね(笑)。1つ例に出すと、先程言った僕のユ ニットの1つでもあるTRANCENTRAL STATIONの「Mothership」は、最初自分がやっ てるパーティー用(MOTHERSHIP)のコンピレーション用に2000年の頭に制作した もので、当初はDANCEVILLETRAXというところからアナログがリリースされたんで すが、このとき個人的にFADEの作品がすごく気に入っていたので、プロモを送っ てみたらCHRIS FORTIERがかけてくれてたんですよ。だったらリアクションもい いしきちんとした形で19BOXから出し直したいって思ったんですね。それでSTEVE PORTERにリミックスを依頼したんですけど、正規リリースまでの間に彼がたくさ んのところでリミックスをしたので、リリースが遅れたことでいいプロモーショ ンになりました。だって結局出たのが2001年8月とかかな」

TWILOでJIMMY VAN Mもまわしてましたね。

「彼はCDの段階からずっとまわしてくれてました」

あの後、JIMMY VAN MのMIX CDにもすぐ入りましたね。どう思いました?

「最高ですね。うん(笑)。僕がレーベルやってる理由って・・・機材はほとんど日本製なんですよ。なのに、日本人はハードを作ることが出来てもソフトを作るのは下手なんですね。それをなんとか打破したいなって。国内で終わってしまうんではなくて、もっと日本のソフトを海外に出していきたいなと」

思い出深い曲はありますか?

「変な話、曲を作るときは、一番新しい曲が一番のお気に入りになるんです、どうしても。だから、一番新しい曲がその時点では思い入れが強いですね」

それは幸せなことですね。感触をしっかり自分でつかんでるわけですよね。1曲、1曲で。

「他の人のプレイを聴いてて、別の曲につなぎ始めた瞬間に、『あ、これいい な』って思うと自分の曲だったりする(笑)。自分がやりたいことが全部入って いるものなんで、どうしても。自分の要素っていうのはどっかにキチンと現れて るんですよね」

出来上がってみてからそう思うのかな?

「曲を作る段階で今回はこういうのでいこうって決めたら、ワン・アイデアで1 曲作っちゃう。次のアイデアが浮かんだら次の曲にしないと、1曲にいろんな要 素が入ってると方向性がどこにしたいのか分からなくなってしまうので、ワン・ アイデアで突き進むようにしています。そのファースト・インプレッションの時 点でほぼ出来上がってるといってもいいかもしれない。時間を置いてやり直すこ とはあっても、基本構成は最初に作ったものの方がかっこいいですね」

いつも見てると、極限までそぎ落としていくって感じがします。あれってすごいなと思います。つい人って「これもあった方が良かったかな」って加えがちです。

「クラブ・ミュージックって引き算の音楽なんですよ。足し算じゃなく。日本の 歌謡曲ってなんか足りないと足していく。だから音鳴りが悪いんですよ。クラ ブ・ミュージックではなんか足りなかったら、引いていく。全部引くのではなく 抜き差しをしていく。メリハリをつけていくのが重要だと思います。あと、僕は ずっとかけてると飽きてくるので、どんどんシンプルな方行に(笑)」

引いていくうちにスカスカになったりはしないんですか?

「それはバランスによると思いますけど、キックだけでも成立するようなボトム を作るように心掛けてるので、あんまりそういうことはないですね」

あー!!なるほど。

「例えばキックに909じゃなく808を使えばどうしてもぺたぺたになるし。いろい ろ作り方はあるけど、曲が一回出来上がってみて時間を置くと、足すことはまず ないですね。昔、TRANCENTRAL STATIONで作った「The Force」のオリジナルは40 トラックぐらい使ってたんですけど、あまりにもこれはと思って、アルバムを出 す時に作り変えたら16トラックになりましたね。その方がすっきりしてていいん ですよね」

アルバムには古いのは入ってませんよね。

「そうですね」

聞き比べてみたいですね。ところで、曲作りが早いということで有名ですけど(笑)、なんでそんな早いんですか

「ハハハ(笑)。さっきの話しと重複するんですけど、曲を作る段階で最終地点 がある程度見えてると、早くすみますね。でも、他のアイデアが出てきて、組み 込んだらシックリこないなと思い始めると煮詰まります。だからAってとこに向 かってるのに、BにもCにも向かい出してしまうと分からなくなる。Aに向かうた めにはAへのプロセスをふまないといけないんです。でもヴォーカルものだけは どうしても時間かかりますね」

それにしても、いろんなところで活躍しながら曲を作ってるわけですけど、制作はどういう位置づけなんですか?自分の中で。

「僕はDJと制作をあまり分けてるつもりはなくて、DJをやってるからこそ曲を作 れてると思うんですよ。DJをやってなくて曲だけ作ってるってことはありえな かった。今のスタンスとしてはDJをやりつつ、楽曲制作というよりは僕のレーベ ルの全体的なアーティストをもっとうまく見せてあげて、それ以外に自分の曲は 19BOX以外からもリリースして、最終的に19BOXなりDJ 19をもっと認知してもら えればと思っています」

じゃDJ 19名義で基本的にはずっとやってるわけですね。

「そうですね。4つ打ちに関してはDJ 19ですね。ただ、再度HIRO(KURETANI)さ んとTRANCENTRAL STATIONでやるのも考えてますし、今はDJ 19 VS H.GARDENで曲 を作ってます。自分だけだと出せない色を求めるとき、他の人と作業するのはす ごく刺激になりますね。H.GARDENはもともとアンビエントやチルアウト的なもの を作ってて独特の空気感、雰囲気、コード感を持ってたので、1回19BOXのリミッ クスを頼んでみたんです。そうこうしているうちに、だったら一緒に作ってみよ うっていうことになって、それがPAUL VAN DYKのMIX CDにも入ったりして、いい結果が残ってるので、だったらリミックスだけじゃなくてオリジナルをやろうって話に」

そのPVDの曲とは?

「僕がプロデュースを手掛けたMAJI NA DAMUという女性ユニットがいて、そのリ ミックスをH.GARDENと手掛けています。「B.W.Y」という曲なんですけど」

今回PVDがゲストだったのときに、最後にかけた曲はなんですか?

「あれはH.GARDENとの「Blaze Of Glory」って新曲です。チャイニーズのSAJUと いうヴォーカリストとやってます。今回H.GARDENと一緒にやってて、裏テーマが あるんですけど、それはアジア、しかもそれがアジアって思い切り出るのではな くかすかに漂うアジアを出していけたらな、と思ってます。それ以外だと、ダウ ンテンポのユニットをやってて、AMBROZIAって名義なんですけど、それも4つ打 ちのLEE KAVANAGHとブレイクビートのSWITCHSHIFTのリミックスを加えて19BOXか ら作品が出ます」

さらに幅広さをアピールできますね。

「これはオーストラリア人のJULIANNEっていうヴォーカリストが全面に出たユ ニットなので、またちょっと見え方は違うでしょうね」

19BOXの今後のリリースは?

「まず、11番のROMAN S.「Pleasure Me」が出ます。これは僕のMIX CD『DJ 19  Presents Essence Phase Three』に先行収録されてるんですけど、リリースが遅 れててようやくでる感じ。彼は最近DANNY TENAGLIAと一緒にリミックスを手掛け たりしてるんで注目です。そのあと12番を飛ばして、先に13番が出ます。それは 僕の新曲「Breakin' On the Dawn」になります。他にアーティスト的には FITALICっていうオランダのアーティストとか、いろいろ控えてますが、あんま りあってリリース日がいつになるか微妙なのでこのぐらいで。個人的には、 DORIGENっていうUKのレーベルから「Dreams」って曲が出ます。あとMBっていう MARINO BERARDIのレーベルから「Super Queen」が出ます。あと、以前 「Phuturefunk」をリリースしたHOOKからもう1曲でる予定ですけど、まだ未 定。その他もろもろありますが現段階で発表できるのはこんな感じですね」

相変わらずいつも感心するのは、いろんなレーベルから引き合いがあることですね。それって自分なりのアピールポイントが明確だから?

「僕自身はよく分からないんですが、日本というFAR EASTに住んでいるからこ そ、多分UKやUSに住んでいる人から見れば、普段発信されない地域から出てくるのは面白いと映るのかもしれない」

日本人はそこまでまわってないのかな?

「そんなことないですよ。ジャンルにもよると思うんだけど、ジャズ系とかテク ノ系の人はすごく頑張っていて、誇れるアーティストがたくさんいます。でも、 ハウスの場合は才能がある人達はNYとか海外に住んでリリースすることが多く て、日本から発信するスタイルはあまりなかったですね」

それって今のクラブシーンと関係してますか?

「どうなんですかね? 僕が思うのは、例えば僕がUKにDJに行って、UKの音源を かけることは、別に僕じゃなくてもいいわけじゃないですか。でもドイツやオー ストラリアからDJを呼んだ場合、普段UKの人がかけない音源をかけるから面白い 部分ってありますよね。でも日本人が今クラブでかけるものは殆ど全部輸入物で あって、日本人が日本のプロダクツをかける割合はすごく低いんです。だから日 本人の個性が出にくいんだと思います。だから僕は日本人で若くて才能がある人 はレーベルにピックアップしますし、なんらかのサポートをしていきたいと思っ てます。日本である程度完結するマーケットが成り立つようになるなら、日本の 独自のカルチャーが生まれるはずですよね」

うん。さっきの話にもありましたけど、「機材が日本のメーカー発ですよ。ソフトを作るには・・・」っていう記事がUKの雑誌を見てても細かく載ってたりする。NICK MUIRがどういうセットでBEDROCKの曲を作っているか、を書いてあったりするんだけど、そういう情報がいきわたってないからですか?

「そんなことないと思います。日本人の場合、How To本がすごい好きだし、DJの 専門学校なんて今でこそイギリスにもありますが、日本が最初だったんじゃない んですか。でも、それは裏を返せば、マニュアルにのっとった部分までは出来る けど、それ以上が難しいってことなんですかね」

ロンドンとかにいくとみんな耳が肥えてるじゃないですか。いろんな人にデモテープを送って、あれこれ言われますよね。駄目とか、ここを直せとか、そういうのも役に立ったり、周りの人もやってて切磋琢磨できるのかな。

「どうでしょう? 僕がロンドンに住んでいるわけじゃないんで分からないない です(笑)」

なんでDJ 19は世界に通用するクオリティーが作れるようになったんですか?日本の若者達の中では、たとえば「DJとして19みたいに有名にならないと作れ ないのだろうか?」という気持ちもあるわけです。

「そういうレヴェルの作品を作ってるかどうかは別にして、僕が他のDJたちと状況が違うのは、昔の日本なら、例えばディスコの時代から鞄持ちをやって、って入り方ではなく、メディア、例えばそれが電波だったり紙媒体だったりってとこにいて、いわゆる裏方の仕事をずっとやってきたんです。だから、どういう音楽が好まれるか、どういう音楽が流行っていくのか、どう伝えていけばいいのかって仕事をしてきたからこそ、自分のことをある程度客観視して冷静に見れるんですよね」

なるほど。

「誰だって自分の趣味は自分が一番知ってるから、「自分のDJが最高、自分の曲 が最高」って思いますよね。でも、僕はそうは思わなくて、一歩ひいてその他大 勢の中の1つとして見るんです。そうすると、自分の作品が純粋にどんなものな のか、何が足りないのか、って部分を見直して、ダメだったらもう一回作り直そ うって思うんですよ」

そういうことでしたか。みんなは、そういう意味ではある程度勉強不足なところもあるのかな。

「どうでしょう。DJって30年やったからうまくなるわけじゃないし、19歳、20歳 でも滅茶苦茶うまいDJもいますよ。個人差あると思うんですけど微妙ですね」

19BOXはその辺を応援しようということですね。

「そうですね。だから日本人の作品を10番まで出してきたんですけど、どうして もクリエイターの絶対数が足りないので、今後日本人の割合は減っていくんです が、せっかくだったら日本人のオリジナルをガンガン出していきたいです。いい 作品があったら、わざわざUKのレーベルに送るより、日本のレーベルに送る方が 近いし早いし。利用してもらえればいいと思います」

話は前後しますが、DJになるまでのことをもう少し聞かせてください。

「もともと、中学ぐらいから本当に音楽が好きで、おかしいぐらいに聞いてて、 僕の時代だと将来の夢は、小学生だとプロ野球選手とかカーレーサーとかね、で も中学ぐらいになると現実的に商社員とか公務員って言う人間も出てきちゃう中 で、僕は『音楽評論家になりたい』って書いた変な少年だった。本当に音楽がす べてで生活を送ってきて。で、高校を卒業したあと東京に出てきて、学校に行き ながらラジオの仕事を始めて、そこで幸運なことに選曲や構成をやらせてもらっ たり、最終的にはディレクターまでやったんだけど、電波って一回オンエアされ ると終わってしまい形に残らないというジレンマを感じたんですね。それで形が 残るためはどうしたらいいかというと、やっぱり紙が一番いいな、と思って文章 を書く仕事を始めたんです。これも不思議なことで、僕は国語が大嫌いな人間 だったので、まさか本当に文章が書けるようになるとは思わなかった。趣味でDJ はずっとやってたんだけど、雑誌を始めたぐらいからDJの回数も増えて、なおか つ取材で素晴らしいDJを目の当たりにする回数が増えたことからどんどんハマっ ていったんです」

あくまで流れの中で自然に訪れたのですね。

「そうですね」

結果的に評論家になってますけど。

「評論家というのはおこがましいですよ」

ハウス・ミュージックを中心に紹介してますね。

「自分が好きなアーティストを紹介できるのはとても光栄なことですね。実際 に、クラブでプレイするものが僕の全てではないので、いろんな形で音楽を紹介 できるのはすごく幸せなことだと思ってます」

海外の方は知らないかもしれませんが、DJ 19はほとんどの日本盤のライナーノーツを書いています。

「文章を書くときは違う名前を使っているんですが、ほんとたくさんのライナー を書かせてもらいました。というのも、今でこそ各レーベルがホームページを 持って情報が発信できるようになってますが、今までは小さいレーベルは情報発 信もあまりできなかったんで、レコードを持ってること自体が情報になってたん ですよ」

ところで、2002年2月にはロンドンのでもプレイしましたね。あの時は本当にうれしそうにしてましたけど、そのときの話を聞かせてもらえますか?

「カルチャーショックを受けましたね、平日のパーティーに何千人ものお客さん が期待してるなんて。めったに緊張することはないんですけど、さすがに緊張し ました。でも、レコードが出るようになって海外に出る機会が増えていろんな意 味で刺激になってます。イタリアも定期的に行ってるんですけど、地域ごとに面 白さがあってDJやってて楽しいですね」

イタリアで何が面白いんですか。


「みんなファンキーなのは当然として、なぜかクラブの人がマイクでしゃべり始 めたりして」

「DJ 19―!!」とかいって?

「そう。それも前のDJから変わった瞬間じゃなくて、終始(笑)。ハコにもよる んですけど、そういうとこも多いです。ちなみにイタリア語だと“19”って“リ チャノーヴァ”っていうんですよ。一番最初にイタリアでプレイしたとき、LIL LOUISEから、変わった途端「DJ DICIANNOVE、ヒロ・タナカ、フロム・ホ ン・・・トーキョー!!!」って(笑)。まぁね、イタリアの人からは見れば香港 の人も日本の人もアジアの人はみんな同じ顔に見えるんだな、と(笑)。

ところでDJやってて面白かったこと、一番よかったことってなんですか?

「うーん、その前に率直な感想を言うと、僕が本格的にDJをやることになるなん て思ってなかったです。すごい不思議ですね」

今でも?

「うん、今でも」

いつも恥ずかしがってますよね。「僕のこと見ないで」って思ってますよね。でもステージに立っちゃうのは何かがあるからでしょう?

「自分のかけた曲で踊ってもらえるのはDJ冥利に尽きますよね。あれを1回経験 しちゃうとやめられないですね」

自分が楽しいとお客さんも楽しいですよね。

「うん、でも僕の場合、感情があまり表に出ない人間なんですけど、やってる本 人としてはすごい楽しんでやってますよ」

「19さんは喜んでくれてるんでしょうか?」って思ってる人もいるだろうね。いつもクールにやってるなぁ・・・みたいな。

「でも会ってしゃべると全然違うじゃないですか」


でも大多数の人は19と直接はしゃべれないんだから、やってる姿を見るしかないですからね(笑)。

「そうですか。じゃあ別物だと思って下さい(笑)」
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