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DJ_Q'HEY_INTERVIEW(2004/7/7更新)Japan

質問:今までのリリースの経歴、印象に残っているものを教えていただけますか??

Q’hey:最初にいくつかのレーベルからコンピレーションを出した後に、自分のレーベル、「Moon Age Recordings」を立ち上げて最初のシングルIn The Edge Of No Control EPを出したんですけど、それが予想以上にすごく売れたので印象に残っていますね。
それと、その次のReboot EPが海外でも評判良かったので、この2枚が印象深いですね。
それ以降のCDとか結構調子良かったので、どのリリースも大事で思い出深いです。

質問::リリースにまつわるストーリーってありますか??

Q’HEY:一番最初のMoon Ageからのリリースは、YAMAHAの発売前の機材を使ってのデモンストレーションの依頼があって、その時に作った曲が思いの外良かったのでそのままリリースしたんです。
Reboot EPも、パーティーのスタートに際してパーティーの雰囲気を盛り込んで作った内容だったっていうのもありますね。
それ以降のSound+Vision EPも、デビット・ボウイの作品から取ったタイトルだったんですが、映像と音とリンクさせて発売する予定でした。そういった色々思い出がありますね。

質問:今回のリリースはNYSOからの記念すべく一枚目なわけですが、どういったイキサツがあってリリースに至ったのですか??

Q’HEY:レーベル主催者が日本のアーティストを海外に紹介したいというコンセプトを元々持っていて、まずは日本で発売されるんですけど、海外での発売も順次行っていくということで、日本の良いアーティストを紹介いく上で最初にボクに声をかけてくれたといったところです。

質問:NYSOの日本のユースシーンを紹介していこうっていうことに同感してっていうことでしょうか??

Q’HEY:そうですね、作品を発表していく中でヨーロッパに招聘されていくっていうのはあっても、積極的にアーティストを紹介していこうっていう動きは無かったので、面白いと思いました。これからも続けていって欲しいと思いますね。

質問:その第一弾に選ばれたわけですが、それについてどう思いますか??

Q’HEY:大変光栄なことです。僕のDJを気に入ってくれているのは何よりも嬉しいことです。

質問::Q'heyさんは世界各地でプレイする機会も多いと思いますが、海外でプレイすることと日本でプレイすることの一番の違いはどういったところに感じますか??

Q’HEY:細かいことを言えばたくさんあるんだけど・・・日本の中や、同じ都市でも色々違うからね。
でも、根本的なところは同じだと思う。
プロモーターの力量や、自分のDJスタイルやプレイがその場所とうまくマッチすれば、すごく良いリアクションが得られるしね。
言葉とか関係なく、そういう根本的なことは世界共通だと思います。

質問:私個人的にはQ'heyさんのプレイは、ハードな中にもグルーブを残していていると感じて、すごく好きなんですが、今回のミックスCDではどういったことを意識していたんですか??

Q’HEY:MIX CDって言うのは僕にとって、その時、その時のプレイのスナップショット的なことを第一にしたいんです。例えば、このレーベルの「これを」って言うこだわりを持ってやっているわけではないのですね。
今回のものは、現場のアグレッシブな感じじゃなくて緻密なテクニックを用いてやってみました。
テクニカルな事を結構意識しましたね。具体的に言うと3台のターンテーブルをフェーダとエコライジングで丁寧につないでいきました。
自分の今出来る緻密な部分の最高レベルを形にしたかったですね。


質問:今回のMIXの選曲はメロディアスで、展開にストーリー性があってスタートからエンディングまで滑らかだなと感じたのですが、何か意識されたことがあったのですか??

Q’HEY:実際に自分の選曲の幅が広がってきて表現できる音の幅が広がったって言うのがあると思います。
セレクトしている曲のスタイルの幅も広がっているっていうのを、それを一つの形にすると、あんな感じになるんじゃないかな?
イントロのムーディーでハウシーな部分から徐々に上がってきて、また、綺麗めな曲からまたハードに展開していく…そういったストーリー性は今まで以上に意識しました。

質問:今回、選曲の幅が広がったとおっしゃいましたが、具体的にはどんな事ですか??

Q’HEY:今までミックスCDにするにあたって、自分のキモとする部分をがっちり入れていく傾向があったんだけど、例えばアーティストのアルバムを作る時のように、4つ打ちのハードテクノをやっているからって4つ打ちのハードテクノだけではなくて、アンビエントや、エレクトロなんかを入れてコンセプトアルバム、アーティスティックなアルバムを作ることがあるように、MIX CDでもそういったことを表現するっていうある意味余裕が出てきたんだと思います。

質問:その時に一番影響を受けているというか、一番注目しているアーティストの曲を選曲しているのですか??

Q’HEY:一概にはそう言えないんだけど、さっきも言ったようにスナップショットを作りたいので、
注目してるアーティストでもその時に古すぎる曲は注目していても入ってこないと思うんです。
その時々のタイミングさえ合えば自然に入ってくるものなんじゃないかな?

質問:曲順は、どういった視点で選ばれるんですか?ノリとか、ストーリーとかに関わってくるのですか??

Q’HEY:曲順に関しては何度も吟味して選ぶんだけど、それ以前に現場で突発的に作った流れが良いリアクションを得たとかの経験も重要な要素で。頭で考えた部分と体で感じた経験と両方の視点で選曲しました。

質問:これから目指すところを教えていただけますか??

Q’HEY:やり続けることかな?
シーンが落ち込んでいると言われているとか、やる気がなくなったとか、ネガティブな要素を取っ払って続けていることが力かな?って思っています。

質問:今年、Rebootも6周年を迎えましたが、その継続のパワーの源は何ですか??

Q’HEY:やっぱりね、DJをやってて何が楽しくて嬉しいことかと言うとフロアの反応で、常にパーティーに来てくれている人のエネルギーが全て続けていく源になっています。

質問:今回のMIX CDはどんな人にどんなと時に聞いて欲しいと思いますか??

Q’HEY:基本的にテクノを聴いたことの無い人に聞いて欲しいというよりは、テクノが好きな人に聞いてもらって「良いな」って言ってもらいたいな。

質問:って言うとテクノを分かっている人が聞いて、その上で「これ、すばらしいな。」って言って欲しいって思うってことですよね??

Q’HEY:そう、MIXをしているときに考えていたのは曲を作ったプロデューサーがこのMIX CDの自分の曲を聞いて「こういう風にMIXされているんだ!」って喜んでもらえるMIXになっているかな?っていう事でした。
その人が気に入ってくれれば他の人が気に入ってくれる要素もあるかなって。

質問:ずーっと、長い間色々考えて作ったMIXだと思うんですが、「ここは聞け!」って所ありますか??

Q’HEY:んー、全部かな?(笑)全てのミックスに緊張感を持ってやったので、どこに力を入れて、どこで抜いたっていうのは無いからね。
全体的に気を抜けないかな?って勝手に思ってます。

質問:なるほど!
では、Q'heyさん自身のことについてお聞きしたいのですが、一日に音楽から全く離れている時間はどのくらいありますか??


Q’HEY:相当な時間ですね。家ではほとんど音楽は聴かないですね。特にテクノは。
家では、大体テレビ見てたりとか。音楽は聴いてても、あんまりテクノにドップリ漬からないようにしていますね。
音楽全般的に言えば、歌謡曲だって聴くし。いろんな音楽に面白い要素があると思うので。
全く聞いていないわけじゃないかな?



質問:それは新しい風をテクノ界に運び込むということも大事だからですか??

Q’HEY:そんな気負ったものではなくて、単純に見たいテレビがあるとか、
あんまり「ながら作業」が出来るわけではないので、なんでも集中してやってしまうんです。
本読むときには単純に集中して本を読んでしまうので、単純にそういった理由です(笑)

質問:今のクラブミュージックに対してここ思うことはありますか??

Q’HEY::ここ、最近思うことぉ?特にないかなぁ?(笑)

質問:QHEYさんが影響を受けているダンスミュージック以外の音楽ってありますか?
ロックとかはお好きですよね??


Q’HEY:そうですね、ロックですね。ニューウェーブパンクとか。
割と音が少なめのロック、乾いた感じのが好きですね。
ま、ボクはテクノに現代のロックを感じている訳ですけど。歌謡曲とかでも良いものはたくさんありますしね。
最近だと、コマーシャルに使われているミスチルの曲のスネアの音がすっげー格好良いなとか。

質問:なるほど。あと、自分の好きな音域とかありますか?「僕は、高音が好きなんだ!」とか??

Q’HEY:一概には言えないんだけど、もちろん低音がすごく大事な音楽なので、低音にはすごく気を使っていますけど、低音を生かすためには中音が大事…とか常々感じていますね。

質問:そうですよね。
ところで、テクノに夢中になってきた時期はいつ頃ですか??


Q’HEY:やっぱり、93年くらいかな?その頃は、色々な言われ方があったんだけど、イギリス方面とかだとプログレッシブハウスとか。
その辺から、ジャーマンテクノとかいろんな要素があって…
やっぱり93年くらいがテクノの豊作な年だったと思う。

質問:日本の良いクラブが減ってきた、という声を聞くのですが、Q’HEYさんのお気に入りのクラブってどこですか??

Q’HEY:日本に良いクラブが減ってきたなんてあんまり思わないな。新しいクラブでも、老舗のクラブでも良いクラブはたくさんあると思うよ。
個人的にはリキッドルームが内部の雰囲気や、サウンドシステムの面でも好きだったな。これからまたオープンすると思うけどね。
海外に関しては、リキッドルームや、マニアックラブみたいにしょっちゅう行っててその上でも良いって思うクラブもあれば、あそこも良かった、ここもよかったっていうのがあるからねぇ・・・
国で言えば、ベルギーはすごいですね。それからスペインも面白いしね。

質問:それはお客さんがって言うことですか??

Q’HEY:そう。ベルギーはI Love Technoとか、10 Days of Technoとかやってる国だしね。
国としては九州くらいの大きさの小さい国だけど、地理的にヨーロッパの中心地でもあって、ヨーロッパ中の人が集まってフィスティバルが行われているっていうね。集まる人数もハンパじゃないって感じ。
スペインは、ここ数年ね、 勢いがあるよね。

質問:最後にメッセージをお願いします。?

Q’HEY:このCDを聞いて、是非、積極的にパーティーに遊びに来てください。
CDでパーティーの擬似体験をしてもらって、実際のパーティーでは大音量で聞いて踊ってっていう両方で楽しんでくれればと思います。
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