DJ INTERVIEW Details
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CARL COX(2005/1/3更新)UK
CARL COXが去年に引き続き来日!
東京では2日連続ageHa, Yellowにてプレイ、両日とも大変な盛り上がりだった。

CARL自身がホストを努めるラジオ番組「CARL COX GLOBAL」INTER FM76.1で毎週金曜日28:00-29:00 ON AIR中。
CARLのミックスを聴けるばかりか、毎週一人有名DJをピックアップ、そのミックスが堪能出来ることと、毎週1つレーベルがフィーチャリングされ、そのレーベルの曲をたっぷり聴けるというスゴイ番組。
ON AIRのプレイリストなど詳しい情報は「携帯版CARL COX GLOBALオフィシャルサイト」へ。
www.carlcoxglobal.jp/i/
アゲハとYellowでのプレイはどうでしたか?

皆、僕のセットをとても楽しんでくれてすごく楽しかった。僕の一挙一動にも反応してくれて、ダンスフロアでDJしていたからそれが自分にすぐに伝わってきたし。去年アゲハでプレイしたときはDJブースが上だったんだけど、下にあるのとはものすごく違うんだよ。上だとダンスフロアのクラウドがよく見えないからね、半分のインパクトが失われるんだ。今回はダイレクトにクラウドとコミュニケーション出来て本当に良かった。サウンドシステムもむちゃくちゃ良かった!!DJしててうれしかった。
Yellowは世界でも最も有名なクラブのひとつといえる。サウンドは本当に自分が求めているものが出来る。クラウドも音楽をすごくよく知ってて反応もいいから、僕も自分の好きな曲をどんどんかけることが出来た。
ローラン(ガルニエ)が僕のイベントに遊びに来てくれたのはとてもうれしかった。とにかく何が起きるかその瞬間になるまで分からなくってね。彼もプレイするってことになって、ファンキーな曲とか、ディスコスタイルのものとか、どんどん飛び出してきてさ。結局朝9時だったよね、終わったの。(笑)
すごくいい日だった。また東京でプレイできるのを待ち望んでる。

アゲハのあの広いフロアが人で埋め尽くされていてすごかったですね。2004年3月ロッテルダム(オランダ)であなた自身が行った大きなイベントを思い出させました。1万人の会場でした。

「Carl Cox &His friends」のことだね。
今やっているのは、DJパフォーマンスよりも、僕の新しいアルバムに参加してくれたミュージシャンと一緒に行うアートパフォーマンスのようなものなんだ。非常にビジュアルを重視している「ミニコンサート」「ショー」のようなスタイルのイベントだ。
ロッテルダムでは現地の素晴らしいDJをWarm upに起用した。そしてもちろんMichel de heyも参加してくれた。各地域の、力のあるいいDJ達のプレイを聞いてもらえるようにして、そして僕はD&B、テクノ、ハウスなどのレコードをプレイしていくんだけど、ただDJするだけではなく、ライブの要素が入ったパフォーマンスをミュージシャン達と一緒に観客に見せていく形を取るんだ。音楽の合間にブレイクを入れて今かけたレコードについて紹介したり、SHOWに出てくれる友達(アーティスト)を紹介したり。
2004年は10000人が「Carl Cox & His friends」のチケットを買って会場に入ってきた。今度のイベントでもすごくなりそうだ。そんなにもたくさんの人が僕を見に来ると思うとちょっと怖いけど(笑)、興味深い。会場のエネルギーを今もリアルに思い出して感じることが出来るよ。
次回は4月9日にまたロッテルダムで行うよ。同じく1万人規模としてはバルセロナのRadicalという、これも去年非常に成功した場所でもやる。2005年はそのほかにも小さめの会場でも行おうと思ってて、大体全部で10会場でやろうかと考えている。
すごく特別なパーティーになるはずだ。今、企画しているところなんだけど、去年もやらなかったような新しいことをステージでやるつもりだよ。だから、何かユニークなものや新しいものを求めているすべての人達に来てほしいと思ってる。
DJ Carl Coxとしての僕が前へ前へと歩んでいく中で築き上げてきたものと、新しいコンセプトや考え方で出来上がっていっているものを見てやってほしい。

こないだもロッテルダムにイギリスからはもちろん、イタリアとかドイツからもたくさんの人達が来たのよね?

そう。世界中から来てくれた。何がいいかというと、僕が世界のどこかの場所でプレイをしているところに、世界中のいろんな場所から人々が駆けつけて見に来てくれるという状況が実際に起こっているという事実だ。これって今までなかったことで、自分にとって特別で新しいこと。
今まさに僕は準備が出来てる。1年や2年先まで待つ必要もないし、待つつもりもない。今なんだ。僕のDJを聞きにまだまだたくさんの人々が今も来てくれているということは、僕が今やっていることを人々が興味を持ってくれているということだ。そんな今、僕が向かおうとしているところを理解してもらうためのことを行うのはとても重要だと思っているよ。

2004年、2つのアルバムを出しましたね。ひとつはあなた自身のレーベル「INTEC」から“Pure Intec”、そして「Back to mine」シリーズからCarl Coxミックスが出ました。(※「Back to mineシリーズ」は、DJやアーティストが自分の作る曲やジャンルなどとまったく関係なく、プライベイトな時間に戻ったときに自分が聞いている曲をチョイスしてミックスするというユニークなコンピレーションCD。)
あなたのINTECでの歴史と、あなた自身の音楽を聴いてきた歴史。面白いですね。


INTECはいわゆるインディペンデントレーベルだ。メジャー(レコード会社)の1事業部がやっているわけではない。運営に使われているお金は、完全に純粋に僕自身のポケットマネーから出てる。僕が必要とする音楽、ほしいと思う音楽、支持したい音楽、情熱を感じる音楽を出すために5年間、1からやってきた。そしてその結果ビジネスにおいて成功してきたにも関わらず、INTECというレーベルは少なくともいまだにインディペンデントだ。その純粋な形を世界に見せていきたいと思ったんだ。自分のやってきたことを誇りにも思っているし。
今は(WEBサイトからの)ダウンロードなどがあり、レコードはかつてのようにあまり売れなくなった時代だから、5年間レーベルを続けるのは簡単ではなかったんだけど、音楽業界はそれでもまだ新しい音楽を探し続けているし、インディペンデントレーベルにはそういった音楽を出していく要素がまだある。そう思ってやってきた。
物事は変化していくものだ。今起こっている変化に自分達が追いついていかないといけない。
だから僕らもダウンロード配信などにも参加しているし、VINYLだけではなくCDを作ることにも加わっている。僕らはサービス業界にいるわけで、そのサービスとは何かというと人々が求める音楽を出すことだと思っているから。結果としてINTECはそのリリースするサウンドによって、また、僕Carl Coxが信じるところのものをベースにした音楽によって、今でも人々が注目してくれるレーベルであり続けていられる。Carl Coxとしてのレーベル、21st century、ME、これらはどれも僕自身のレーベルだ。とにかく僕はいつもたくさんの音楽、楽曲に触れているわけで、そういった僕という人間が自身のレーベルでどんどん新しいアーティストや新しい音を探し出してリリースし続けていくことは実はとても必要だと強く思っている。そうして新しいものを世界にリリースし続けていくこともオーバーグラウンドではなくアンダーグラウンドの音楽業界が持っている一つの要素であり、行っていくべきことだと思うからね。

INTECのサイトにあなたの言葉が書いてありましたね、「テクノという音楽が国際的に広がっていくように、そしてそのテクノ自身も人々が求めるものによってどんどん変化していくだろう」、と。INTECというのはInternationalとTechnoが合わさった造語なんですよね?

そうそう。

Back to mineはどうでしたか。

このアルバムを手がけることが出来たのは素晴らしかったよ。何十年もものすごい量の音楽を聴いてきたわけで、家にいてもいつも何かしら必ず音楽をかけて聴いてる。その中から18曲を選ぶのはすごい大変だったけど、収録されているそれぞれのレコード全部、僕にとっては特別なんだ。
誰かの家を訪ねて行くと、ガンガンの曲をかけている人もいれば(笑)リラックスする曲をかけている人もいるように、Back to mineでは、僕の家に来たときに僕がかけているような曲が入っている。僕自身もこのアルバム、何度も何度も聞いて楽しんでいるよ。

ところでさっきダウンロード配信についての話が出ましたけど、インターネットや携帯電話からの音楽配信についてはどう思いますか。

それが未来だからね。未来が運んできたものだよ。レコードではなくてCDプレイヤーやMP3プレイヤーで音楽を聴くようになった。子供達はテクノロジーに囲まれて育ってきてレコードを聴くという概念はもうすでになくて、「オーディオファイル」だ。Jpegファイル、Mpegファイル、なんでもファイル。Vinylは昔のもの。古すぎる(笑)。
問題はコピーを簡単に出来るってところだけはね・・、10人の友達にタダでコピーされちゃうと(笑)レコード業界は死んじゃうよね。

DVDなんかはコピーできないようになってきてますね。

そうだね。それに多くの人達はDVDアルバムを作り始めてるね。コメントなどを入れたり。もっとたくさんの情報、多くの映像が入る。アルバムを単にリリースするより大変だけど、いいことだよね。僕もロッテルダムでの「Carl Cox and his friends」のパーティーはDVDにした。ライブの様子やコンセプトをよりよくみんなに伝えることが出来るわけだし。確かにDVD販売はレコード販売と同じく重要な要素だね。
僕らの今いる「エレクトロニックエイジ」に対応しないとね。(笑)

なるほど、DVDは「Carl Cox and his friends」のようなイベントを始めたこととマッチしていて、いいですね。あなたの新しいコンセプトを伝えていくには格好のメディアに思えます。来年はさらに新たなコンセプトも加えてやっていくわけですね。

そうだね。今、何万人、何十万人の人達がDJをしている。クリエイティブな感覚で次のレベル、次のステップに自分を持っていかないとと思うんだ。僕はすごくすごく長い間DJをやってきているからもっと創造的にならないと、と思ったし、なれると思った。で、今、僕はプロデュースをどんどんしていってライブアーティストを作っていくなどして、自分を創り上げていっているんだ。ライブアーティストソサイエティを作ってるわけで、そのパワーはとても重要だと思う。僕はバンドすら持ってるんだ(笑)!録音された音楽だけをかけるのではなく、ライブでアーティスト達と一緒に録音された音楽をかけながら演奏をしていくのは簡単じゃないけど、それが出来たときは素晴らしいんだよね。

ソサイエティといえば、「Carl Cox Global」というあなたのやっているラジオ番組も、またもうひとつのあなたのソサイエティですよね。

うん、これはまた違う話なんだけどね。世界中17カ国で放送されている。いいチームにも恵まれて、ラジオショーにふさわしい視点からみた編集をしてくれたり、と、とてもいい仕事をしてくれている。僕自身のライブミックスのコーナーや、あるレーベルを取り上げて特集するコーナーや、各国の才能ある素晴らしいDJ達のミックスショーや、彼らへのインタビューのコーナーなどで構成された番組を毎回2時間作っている(※)。すでに100回を超えたんだけど、想像してみて。どれだけのライブミックスを行ってきたか、どれだけのレーベルにサポートしてもらったか、どれだけインタビューを行ってきたか!ものすごい時間とパワーをかけてやっているんだよ。でも人々が皆これらの音楽を聴いてくれる、聴きたいと思っていてくれているからこそやれるんだよね。
それにいいポジションだと思っているよ。自分が世界中でプレイしている様子、あるときはルーマニア、あるときはリバプールでのパーティを、これまた世界中に散らばっているラジオのリスナーがそれぞれ自分達の家にいながらにして聞いてもらえているなんて。これはとてもすごいことで、重要なことだと思っているんだ。

そうですね!本当にすごいことですね。
・・さてこの1年で1番の思い出は?


んーーーー、シンガポール!!シンガポールの思い出だね。クリスマスシーズンに行ったんだけどすごく良かった。今年もクリスマスに行く。(シンガポールにある)ZOUKは素晴らしいクラブで、皆とも家族みたいなもんなんだ。それに正直言って、イギリスではそのシーズンに(クラブで)何かすごいことがあるかというとないからね。シンガポールの後はオーストラリアに行った後、忙しかった1年を祝うためにタイで休日を過ごしてイギリスに帰る。
人生の残りの年も毎年そうしたいものだね。(笑)

ではクリスマスにシンガポールに行く前に、東京に寄る、というふうにスケジュールを毎年組んでくださいね。

それが一番いいね!

2005年のトピックは?

CARL COX and his friendsのアルバムも4月に出るしね。聴いてほしい。それに、ぜひ見てほしいよ、ショーを。

4月9日のロッテルダムのショーは行ってみたいわ。

すごいよー。6ヶ月もかかって計画しているからね。たった一晩のことに!ぜひ来てよ。

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